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伊勢春慶のふるさと
 

 

 安永2年(1773)頃に発行された伊勢の地誌『宮川夜話草』に、漆器が伊勢の特産品の一つとしてあげられています。江戸時代から伊勢は漆器の産地でした。
 その流通を担ったのが、勢田川沿いに開けた問屋街・河崎です。当初、伊勢神宮の外宮近辺で製造されていた伊勢春慶は、勢田川の水運を利用する河崎の商人によって伊勢湾沿岸の各地をはじめ全国へと販売されました。
 幕末の頃になると河崎でも作られるようになり、大勢の指物師や塗り師などの職人が勢田川沿いに住むようになります。
 明治時代、伊勢春慶は内国勧業博覧会など国内外の博覧会に数多く出品され、入賞するなど知名度をあげていきました。伊勢春慶がもっとも盛んに作られた大正時代には、勢田川の左岸は問屋街、右岸は職人が多く住み、右岸で作った品物を左岸の問屋が商うという形で河崎は栄えました。

 しかし、昭和初期まで続いた繁栄も、戦争色が強くなるにつれ職人の徴兵や材料確保の困難などにより次第に衰え、ついに断絶。戦後復活したものの、高度経済成長期以降の生活様式の変化やプラスチック製品の登場などで衰退し、ついに製造は中断に追い込まれました。

 それから数十年の時を経た平成15年、記憶の彼方に埋もれていた伊勢春慶に再び光が差し込みます。
 町家やその古い蔵など歴史的な建物などを活かした町づくりが数年前から進められていた河崎で、かつて盛んに作られ、商われていた伊勢春慶が、ライフスタイルを見直す市民たちによって再発見されたのです。
 河崎やその周辺には、戦前・戦後に作られた伊勢春慶をお店や家庭で大切に使っていた人たちがいました。また、かつて伊勢春慶の指物師をしていた職人もわずかですが残っていました。そうした人たちの輪が広がり、平成16年に「伊勢春慶の会」が発足。伊勢春慶再生の物語が始まりました。